- 離婚することになったら、子どもの親権はどうなるの?
- やっぱり親権は母親が有利って本当?
- 夫と親権でもめるのが怖い、どう準備すればいいの?
こんな悩みを解決できる記事になっています!
なぜなら、離婚時の親権がどのように決まるのか、母親が有利と言われる理由、そしてあなたが親権を獲得するために具体的に何をすべきか、といった情報を分かりやすく解説するからです。
この記事を読み終えることで、親権に関する不安が軽減され、あなたが取るべき行動が明確になり、子どものためにも最善の選択をする自信が得られるでしょう。
記事の前半では、離婚時の親権、母親が有利って本当?3つの理由について解説し、
記事の後半では、親権獲得のために女性ができる準備4つについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
それでは本編です!
離婚時の親権、母親が有利って本当?3つの理由
離婚する際に、子どもの親権は母親が有利と言われることがあります。
これにはいくつかの理由があり、現在の日本の裁判所の判断傾向に基づいています。
母親が親権者として選ばれやすいと言われる主な理由は以下の通りです。
- 主に母親が監護してきた実績があるから
- 子どもの年齢が小さい場合は母親優先の傾向があるから
- 女性の社会進出により養育能力が認められやすいから
ただし、これはあくまで傾向であり、必ずしも母親が親権を獲得できるわけではありません。
それぞれ解説していきます。
主に母親が監護してきた実績があるから
離婚前の夫婦生活において、母親が主に子どもの日常的な世話をしてきた実績は、親権者を判断する上で非常に重視されます。
これは、子どもにとってこれまでの生活環境を維持することが精神的な安定につながると考えられているからです。
監護実績として評価されるのは、以下のような具体的な行動です。
- 毎日の食事やお風呂、寝かしつけ
- 学校や習い事への送迎、行事への参加
- 病気の時の看病や病院への付き添い
- 勉強を教えたり、悩みを聞いたりする精神的なケア
あなたがこれまでどれだけ子どもと関わってきたか、具体的に示せることが重要になります。
日々の小さな積み重ねが、親権判断において大きな意味を持つでしょう。
過去の監護状況を振り返り、記録しておくことをおすすめします。
子どもの年齢が小さい場合は母親優先の傾向があるから
特に乳幼児や小学校低学年くらいの子どもの親権については、母親が優先されやすい傾向があります。
この年齢の子どもは、一般的に母親との情緒的な結びつきが強く、日常的なケアも母親が担うことが多いからです。
「母性優先の原則」と呼ばれることもありますが、その背景には以下のような理由があります。
- 授乳やおむつ交換など、母親でなければ難しいケアがある
- 言葉が未発達な幼い子どもにとって、最も身近な存在である母親の存在が大きい
- 急な発熱や体調不良など、子どもの変化に気づきやすいのは一緒にいる時間の長い母親であることが多い
ただし、これも絶対的なものではなく、父親が主に監護してきた場合は父親が親権者となることもあります。
子どもの年齢が上がるにつれて、この傾向は薄れていくと言われています。
ご自身の状況と照らし合わせて参考にしてください。
女性の社会進出により養育能力が認められやすいから
近年、女性の社会進出が進み、母親が経済的な自立を果たしているケースが増えました。
これにより、「母親=経済的に不安定」という過去の考え方は薄れ、養育能力がある母親が多く認められるようになっています。
あなたが養育能力を示す上で、以下の点がプラスに働くでしょう。
- 安定した収入があること
- 子どもの生活環境(住居、学区など)を整えられること
- 病気や緊急時に対応できるサポート体制があること(実家が近いなど)
- 子どもの教育に対して関心が高いこと
経済力だけが全てではありませんが、子どもを育てる上で安定した生活環境を提供できるかは重要な判断材料になります。
あなたが仕事を持っている、または持つ予定がある場合、それは親権獲得に向けて有利な要素となり得ます。
自信を持って、ご自身の養育能力をアピールしてください。
親権を決める際に裁判所が重視する5つのポイント
親権を巡って夫婦の意見が対立し、調停や裁判になった場合、最終的には裁判所が判断します。
裁判所は様々な事情を考慮して、どちらの親が親権者として適切かを判断するでしょう。
裁判所が親権者を決定する際に特に重視するポイントは以下の通りです。
- これまでの監護状況
- 父母の監護能力
- 子どもへの愛情と養育への意欲
- 子どもの意思
- 面会交流に対する理解と協力
これらのポイントを理解しておくことは、親権獲得に向けた準備を進める上で非常に役立ちます。
それぞれ解説していきます。
これまでの監護状況
裁判所は、離婚が成立するまでの間、主にどちらの親が子どもを世話してきたのかを非常に重視します。
なぜなら、監護の継続性を保つことが、子どもの生活や精神的な安定にとって最も重要だと考えられているからです。
これまでの監護状況を証明するためには、次のような証拠が有効になります。
- 日々の育児日記や記録
- 学校や園、習い事の連絡帳や出席状況
- 病院の診察券や母子手帳の記録
- PTA活動や保護者会への参加記録
- 親族や友人、学校の先生など、子どもの様子を知る人の証言
あなたがこれまでどれだけ子どもに関わってきたか、具体的に示せる証拠をしっかり集めておくことが大切です。
別居している場合は、別居期間中の監護状況も重要視されます。
嘘偽りなく、事実に基づいた記録を準備してください。
父母の監護能力
親として、子どもを健全に育てていくだけの能力があるかどうかも、裁判所は厳しくチェックします。
子どもの生活、健康、教育、精神的な発達など、様々な面を親が適切にサポートできるかが問われるからです。
監護能力を示すために、以下のような点が評価されます。
- 経済的な安定(収入、貯蓄、今後の見込みなど)
- 健康状態(心身ともに健康であるか)
- 生活環境(住居の広さ、学区、周辺環境など)
- 子どもへの理解(発達段階に合った関わり方ができるか)
- 周囲のサポート体制(実家や保育園、学童などの利用可能性)
あなたが子どもをしっかりと育てていくことができる環境にあるか、具体的に説明できるように準備しましょう。
もし病気や仕事の状況に不安がある場合でも、どのようにカバーできるかを説明することが重要です。
ご自身の現在の状況と、親権者になった場合の具体的なプランをまとめてみてください。
子どもへの愛情と養育への意欲
裁判所は、どちらの親が子どもに対して真摯な愛情を持っており、親権者として責任を持って育てていこうという強い意欲があるかを確認します。
形式的な義務感ではなく、子どもの幸せを心から願っているかどうかが問われるからです。
愛情や養育意欲を示す言動には、例えば次のようなものがあります。
- 子どもの好きなものや興味関心をよく理解していること
- 子どもの話を丁寧に聞き、感情を受け止める姿勢
- 子どもの将来について具体的に考え、教育方針を持っていること
- 多忙な中でも、子どもと向き合う時間を作ろうと努力していること
- 子どもが困難に直面したときに、寄り添いサポートする姿
これは目に見えない部分ですが、調停委員や調査官は面談を通じてあなたの言動から感じ取ろうとします。
偽りのない、あなたの子どもへの愛情を素直に表現することが大切でしょう。
普段のあなたの子どもとの関わり方を思い返してみてください。
子どもの意思
子どもが一定の年齢(一般的には10歳頃から、特に15歳以上は尊重される傾向)に達している場合、裁判所はその子どもの意思を最大限尊重します。
親権は子どものためのものであり、子どもの気持ちが最も重要だからです。
子どもの意思を確認する方法としては、以下のようなものがあります。
- 家庭裁判所の調査官が子どもと面談する
- 裁判官が子どもと直接面談する(ただし稀)
- 子どもの陳述書を提出する
ただし、子どもの意思が親の誘導によるものではないか、子どもの真の気持ちであるか、慎重に判断されます。
子どもに「お母さんとお父さん、どっちがいい?」と直接聞くことは、子どもを板挟みにし傷つける可能性があるので避けるべきです。
普段から子どもの気持ちに寄り添い、子どもが安心して本音を話せる関係を築いておくことが何より大切になります。
面会交流に対する理解と協力
親権を獲得したいと考えている親は、もう一方の親と子どもとの面会交流に理解を示し、協力する姿勢があるかどうかも問われます。
親権者にならなかった親にも、子どもと会う権利(面会交流権)があり、子どもにとっても両方の親との関係を維持することが健全な成長に必要だと考えられているからです。
面会交流への理解を示すためには、次のような姿勢が評価されます。
- 夫が子どもと会うことに対して前向きであること
- 具体的な面会交流のルールについて話し合う意向があること
- 夫の悪口を子どもに聞かせないこと
- 子どもの気持ちを考慮した上で、柔軟に対応しようとすること
たとえ夫に対して良い感情を持っていなくても、子どもの利益のために面会交流の重要性を理解している姿勢を示すことが重要です。
「会わせたくない」という感情をそのまま出すことは、親権獲得において不利になる可能性があります。
子どもの健やかな成長のためだと割り切って、冷静に対応することを心がけてください。
親権獲得のために女性ができる準備4つ
親権を獲得するためには、裁判所が重視するポイントを踏まえた上で、戦略的に準備を進めることが大切です。
何も準備せずに話し合いや手続きに臨むと、不利になってしまう可能性があります。
親権獲得に向けてあなたが今すぐできる準備は以下の通りです。
- 子どもとの安定した生活環境を整える
- 経済的な自立の道筋をつける
- 親権者としてふさわしい言動を心がける
- 離婚問題や親権に詳しい弁護士に相談する
これらの準備をしっかり行うことで、親権獲得の可能性を大きく高めることができるでしょう。
それぞれ解説していきます。
子どもとの安定した生活環境を整える
裁判所が親権を判断する上で最も重視するのは、子どもが安心して暮らせる環境があるかどうかです。
物理的にも精神的にも安定した生活を提供できるかが、親権者としての適格性を示す上で重要だからです。
安定した生活環境を整えるために、以下のような点を具体的に準備しましょう。
- 子どもと一緒に住む場所(実家、賃貸物件など)を確保する
- 転居する場合、子どもの転校手続きや学区の確認をする
- 日中の子どもの預け先(保育園、学童、習い事など)を確保または検討する
- 子どもが慣れ親しんだ環境(友人関係、習い事など)を可能な限り維持できるよう配慮する
あなたが親権者になった後の具体的な生活イメージを裁判所や調停委員に示すことが説得力につながります。
「子どもと一緒にここで、こんな風に暮らしていく」という明確なプランを持ちましょう。
早めに具体的な行動を起こすことが、安心感を与えることになります。
経済的な自立の道筋をつける
親権者として子どもを育てていくには、経済的な基盤が不可欠です。
安定した収入があることは、親権者の監護能力を示す重要な要素の一つだからです。
経済的な自立に向けて、以下の点を具体的に検討し準備を進めましょう。
- 現在の収入を証明する書類(給与明細、源泉徴収票など)を準備する
- 今後の働き方や収入の見込みを具体的に計画する
- 資格取得や転職など、収入アップにつながる行動を始める
- 利用できる公的な支援制度(児童扶養手当、医療費助成など)について調べておく
- 夫からの養育費の支払いについても見込みを立てておく
専業主婦だった場合でも、これからどのように収入を得ていくか、具体的な計画を示すことが重要です。
経済的な不安が大きいと、親権者としての適格性に疑問を持たれてしまう可能性があります。
早いうちから、お金に関する計画を立て始めることが大切でしょう。
親権者としてふさわしい言動を心がける
親権争いになっている状況では、あなたの普段の言動もチェックされる可能性があります。
感情的になったり、夫やその家族を非難したりする言動は、親権者として冷静な判断ができないと見なされるリスクがあるからです。
親権者としてふさわしい言動を心がけるために、以下の点に注意しましょう。
- 子どもや夫の前で感情的にならない
- 夫の悪口や離婚に関するネガティブな話を子どもに聞かせない
- 夫からの連絡や面会交流の申し出に対し、冷静かつ誠実に対応する
- 自身の健康管理に努め、精神的に安定した状態を保つ
- 子どもの前では、笑顔でいることを心がける
あなたの言動は、調停委員や調査官への印象だけでなく、子どもの心にも影響を与えます。
常に子どもの最善の利益を考えた行動をとるように意識しましょう。
大変ですが、冷静で毅然とした態度を示すことが、親権獲得への近道となるはずです。
離婚問題や親権に詳しい弁護士に相談する
親権を巡る問題は、法的な知識が必要になる場面が多く、夫婦間だけで解決するのが難しい場合があります。
離婚問題や親権に詳しい弁護士に相談することで、あなたの状況に応じた的確なアドバイスやサポートを受けられるからです。
弁護士に相談するメリットは以下の通りです。
- 親権獲得の見込みについて、法的な観点からアドバイスをもらえる
- 親権獲得のために必要な準備や集めるべき証拠について教えてもらえる
- 夫との話し合いや交渉を代行してもらえる
- 調停や裁判になった場合の手続きを一任できる
弁護士はあなたの代理人として、あなたの権利を守りながら最善の結果を目指してくれます。
特に夫が弁護士を立てている場合や、話し合いが進まない場合は、あなたも弁護士に依頼することを強くおすすめします。
無料相談を利用して、まずは一度弁護士に話をしてみましょう。
親権が決まらない場合の解決方法3つ
夫婦間の話し合いや調停でも親権について合意できない場合、裁判所の手続きによって決定されることになります。
感情的な対立が続くと、手続きが長期化する可能性があるでしょう。
親権が決まらない場合に利用できる主な解決方法は以下の通りです。
- 離婚調停を利用する
- 離婚裁判で裁判官に判断してもらう
- 監護者指定の審判を申し立てる
これらの手続きを経て、最終的に親権者が決定されます。
それぞれ解説していきます。
離婚調停を利用する
夫婦間の話し合いで親権が決まらない場合、まずは家庭裁判所に離婚調停を申し立てるのが一般的です。
調停委員が夫婦の間に入り、話し合いを促すことで、冷静に親権について話し合う機会が得られるからです。
離婚調停では、以下のような流れで親権について話し合います。
- 調停委員が夫婦それぞれの親権に対する考えや希望を聞く
- 必要に応じて家庭裁判所の調査官が子どもの意思や監護状況を調査する
- 調査結果や状況を踏まえ、調停委員が解決案を提示する
- 夫婦双方が合意すれば調停成立となり、親権者が決定する
調停はあくまで話し合いの手続きなので、夫婦のどちらかが納得しない場合は調停不成立となります。
しかし、調停を通して論点が整理されたり、お互いの譲歩点が見つかったりすることもあります。
まずは弁護士に相談の上、調停を申し立てることを検討しましょう。
離婚裁判で裁判官に判断してもらう
調停が不成立に終わった場合、離婚と親権について最終的な決着をつけるために離婚裁判を起こすことになります。
裁判では、提出された証拠や双方の主張に基づき、裁判官が子どもの利益を最優先に考慮して親権者を決定するからです。
離婚裁判における親権判断の特徴は以下の通りです。
- これまでの監護実績や監護能力を示す客観的な証拠が非常に重要になる
- 家庭裁判所の調査官による詳しい調査(家庭訪問、関係者への聞き取りなど)が行われることが多い
- 子どもの年齢によっては、子どもの意思も改めて確認される
- 最終的に、裁判官の判決によって強制的に親権者が決定される
裁判は長期化しやすく、精神的・経済的な負担も大きくなる傾向があります。
裁判で親権を争う場合は、必ず弁護士に依頼して進めるべきでしょう。
あなたの主張が法的に認められるよう、弁護士と綿密な準備を行うことが不可欠です。
監護者指定の審判を申し立てる
離婚自体には合意しているものの、親権者だけが決まらないというケースもあります。
このような場合、離婚訴訟とは別に、家庭裁判所に「監護者指定の審判」を申し立てることができます。
監護者指定の審判は、以下のような特徴があります。
- 離婚が成立する前でも申し立てが可能
- 裁判官が双方の主張や調査結果を聞き、審判によって決定する
- 一度決定された監護者指定は、後から変更されることもある
監護者指定審判は、離婚が成立するまでの間、どちらが子どもの世話をするかを暫定的に決める手続きとしても利用されます。
審判の過程で、調査官調査が行われるなど、親権者を決める裁判と同様に慎重な判断がなされます。
親権だけが問題となっている場合は、この審判手続きも有効な選択肢となります。
まとめ
今回は、親権の判断基準や獲得のための準備についてお伝えしました。
離婚時の親権について、母親が有利と言われる背景には、以下の3つの理由があったのです。
- 主に母親が監護してきた実績があるから
- 子どもの年齢が小さい場合は母親優先の傾向があるから
- 女性の社会進出により養育能力が認められやすいから
ただし、これはあくまで傾向であり、親権を決める際には裁判所が以下の5つのポイントを総合的に重視するのでした。
- これまでの監護状況
- 父母の監護能力
- 子どもへの愛情と養育への意欲
- 子どもの意思
- 面会交流に対する理解と協力
これらの判断基準を踏まえて、あなたが親権を獲得するためにできる準備は以下の4つでした。
- 子どもとの安定した生活環境を整える
- 経済的な自立の道筋をつける
- 親権者としてふさわしい言動を心がける
- 離婚問題や親権に詳しい弁護士に相談する
万が一、夫婦間や調停で親権が決まらない場合には、以下の3つの解決方法がありました。
- 離婚調停を利用する
- 離婚裁判で裁判官に判断してもらう
- 監護者指定の審判を申し立てる
親権問題は、あなた自身だけでなく、子どもの人生にも深く関わる大切な決断です。
感情的になりすぎず、この記事で学んだ知識を元に、子どもの幸せを第一に考えて準備を進めてください。
一人で抱え込まず、弁護士などの専門家のサポートを借りることも、あなたの権利を守り、最善の結果を得るために非常に有効な手段となるでしょう。
あなたが納得できる形で親権問題が解決し、子どもと共に新しい一歩を踏み出せるよう願っています。


コメント